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2003/09/10 新生活・夏の章2
雨の多い、いやほとんど雨ばかりだったこの夏。でも、8月の終わりから9月かけてやっと夏らしいギラギラした陽射しが照りつけ、我が家の太陽光発電もやっと働きだしました。2月よりフル稼動し、この夏が最大かなと思っていたのですが、生憎の天気で今までの最大出力は5月の327kw。ちなみに、その内自宅で使用したのが87kw。売電したのが240kw。お金に換算すると、自宅で使用したことによって電気料を払わないで済んだのが約2300円。売電したのが4600円。計6900円分、働いてくれたことになります。また、太陽熱温水器は、はっきりした金額は出せませんが約6000円位光熱費が安くなってるようです。この夏がもっと暑かったら、もっと発電してくれて省エネに貢献できただろうなと思います。まあ、あまり欲張ってもしょうがないんですが!(笑)

以前、冬の章で「土壁はあったかくて正解!」と結論をだし、夏はどうかな?と楽しみにしていたのですが、夏が終ろうとしている今、やはり冬同様、「夏も正解!」だと言えます。冬の章で説明した様に、土壁は外気の熱を遮断するうえに、屋内の湿気も吸収します。その結果、室温とともにいわゆる「不快指数」が下がることから涼しく感じられるわけなのです。また、屋根断熱も我が家の涼しい要因です。最近調べたところ、70mmの断熱材と屋根下地の野地板との間の通気層を、40℃以上の高温の空気が、あたかもドライヤーで吹くように換気棟に流れ出ていました。つまり、溜まった熱は断熱下地の野地板には殆んど伝わっていないのです。また、それだけの空気が動くには、どこからか空気が入ってきてる訳ですが、それは軒裏からだけでなく、実は床下の換気口からも入ってきています。床下から「煙突効果」により外壁の通気層を上昇し、屋根断熱の通気層に流れて行く、ということです。屋内も同じように、1階のガレージ等から温度の低い空気が進入し、暖まってる空気と混ざり合いながら上昇して、吹き抜けの煙り出し窓等から暖まった空気が出ていきます。この様に、土壁、換気、吹き抜け等の相乗効果で、我が家は夏も涼しく過ごせる、ということを検証できたわけです。

夏ですから、暑い日はそれなりに暑いです。それでも、エアコンの無い我が家で、湿度の低い部屋で涼しい風を受けながら、妻も夏休みの子供達も快適に過ごせたことが嬉しい「新生活・夏の章2」でした。
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