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旅の二十五:「旧官営富岡製糸場 その3」 ◆写真をクリックすると、
拡大写真でご覧頂けます。
残暑お見舞い申し上げます!
今回は「富岡製糸場」第3回調査について書きたいと思います。
私の担当は、なんと前々回同様、またまた寄宿舎でした。

寄宿舎がまだ他にもあったんですね!しかも今回も女子寮なんです。
私が選んだ訳じゃありませんよ。女子寮に縁があるのかな?
(男子寮も少し離れた所にあったのですが、他の方が調査をしています)

今回の女子寮は、前回の女子寮が建てられる以前に主に使われていた建物で、明治26年に建てられたとされる木造2階建です。
それも、調査してみると柱や梁など、いたるところに古い部材を使った痕跡があり、あきらかにそれ以前の建物を再利用したことがすぐに解かりました。
ただしそのひとつひとつは、女子寮になる前の痕跡なのか、女子寮になってからの改造による痕跡なのか、実測調査や復原調査には大変手間取り、試行錯誤しながら調査は進みました。

写真でもわかるように、さすがに昭和の寮とは違い、柱や梁も太く、1階の天井は当時の民家と同じように根太天井で、部屋も20畳や30畳といった大広間で構成されています。

そんな大部屋なんですが、昭和の寮と同様に、こちらにも押入れに「調査副産物の発見」がありました。
吉永小百合さんなどのポスターや、日記帳らしきノート?(誰か知らない人とはいえ、私生活をのぞき見るような気がして開いてません)、また、近くにある貫前神社の御札が貼られていたりして、そんな生活感の中からも、前々回の寄宿舎との時代差を実感させられました。

残す建物もだんだん少なくなって来ましたが、もう1回ぐらいは調査に行く事になるのでしょう。

暑い日が続きます。皆様、お体に気をつけて次回をお楽しみに!















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