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旅の百二十四:「保福寺本堂 落慶法要」 | ◆写真をクリックすると、 拡大写真でご覧頂けます。 |
11月4日に保福寺本堂の落慶法要が行われました。このプロジェクトには 長い間、係わってきましたので、なんだか、落慶式が終えた今、 脱力感みたいなものがあります。落慶の当日も、式典の始まるのを席で 待ちながら大間の組物を何気なく見ていると、これまでのいろんな事が あれこれと思い出されてきました。 そんな瞬間、ドロドロドロ!と雷のような太鼓が打ち出され、永平寺の 福山不老閣猊下が本堂へ上殿され、いよいよ式典の開始です。 今回の落慶には、以前にもこのホームページでご紹介した、ミャンマーの 三蔵法師ウ・エンダパラ・サヤドー猊下とミャンマー連邦共和国特命全権大使ウ・キン・マゥン・ティン閣下もご列席いただいており、まずは、ウ・エンダパラ・サヤドー猊下による落慶慶祝の読経から始まりました。その後、責任役員 総代清水さんの式辞、ミャンマー国大使の祝辞と続き、いよいよ 落慶法要です。 落慶法要は永平寺不老閣猊下により、本堂・位牌堂に入魂・開眼をして頂く法要です。法要の間には雅楽の奏楽が鳴り響き、荘厳な雰囲気の中、 新しい本堂と位牌堂に命を吹き込んで頂きました。その後、 開山歴住報恩諷経、檀信徒総回向と続き、総勢50名以上の僧侶による 読経は厳粛さの中に大いなる迫力をも感じさせるものでした。その後、 ご来賓のご祝辞、感謝状贈呈と続き、設計監理者の私と、施工者の藤田 社寺建設様が感謝状を頂戴いたしました。誠にありがとうございました。 式典はこれで終了し、祝斎を頂いた後、午後からは、あの橋幸夫さんの ご祝辞を頂き、秘仏半僧坊大権現御開帳法要が行なわれ、参列者の 皆様方には般若心経の読経の中、お参りをして頂き、散会となりました。 落慶法要も終了しました。私は、これまで十数年もの間、常に頭の中に 存在し、時には四六時中2尺柱と組物について考えていたことや、いろんな ことが頭の中を廻り、感慨深く思い出されてなりません。今後は、 この保福寺が檀信徒の皆様と地域の皆様方の心に、いつまでも寄り添って いただけるようなシンボルになって頂ければ幸いと願っています。 お寺とはそういうものだと思います。皆様よろしくお願いいたします。 |
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